「帯広市内に所有する原野を売りたい」
そんなご相談から所在位置を特定していざ現地へ
原野や山林の場合、所在位置を特定するのが困難であることがしばしばあります
特定には法務局で取得できる「公図」と「Google Map]の航空写真を使います
(やり方はまた別の機会に)
現地に到着すると…
ゴミ?のような物が散乱
土地所有者に確認しても覚えのない物だそう(ほぼ不法投棄ですね)
このように投棄者が不明な場合には最終的に土地所有が撤去しなければならない場合があります
不法投棄がされた土地は見栄えが悪く
ゴミがさらなるゴミを呼ぶ事態にも発展しかねません
土地の価値が低下する原因となるため
土地所有者は不法投棄がされないよう
管理する責任があると言ってもいいかもしれません
不法投棄されやすい土地
・車でゴミを運びやすく道路に面している
・人目に付きにくく、柵や囲いがない
・雑草が生い茂る等管理されていない場所
・既にゴミが捨ててある場所
予防策の例
不法投棄者に「捨てにくい場所」と印象を与えることが重要です
関係者以外の侵入を防止する措置
・バリケード
・チェーンや扉、鍵の設置、施錠
管理されている場所であることをアピールする
・草刈り
・清掃の実施
・センサーライトの設置
・定期的に現地を確認
原野や山林の場合はできるとすれば草刈りと現地確認程度でしょうか
また「不法投棄 鳥居」で検索するとおもしろい対策がでてきます
鳥居=神社=神様がいる場所
という心理的なものでしょうか
そして、土地所有者等には、自らの土地に不法投棄を発見したときの都道府県または市町村へ通報する努力義務が課されています。(廃棄物処理法第5条第2項)
まずは、不法投棄がされないような土地管理に努めるとともに、万が一不法投棄が判明した場合には行政への通報など法令に従った行動や対応が必要となります。